忍者ブログ
倉庫。
Snowdropで出てくるキャラのちょっとした小話みたいなもんです。いろんなキャラが出てきます。
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
フリーエリア
最新コメント
最新トラックバック
プロフィール
HN:
向日葵
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
アクセス解析
カウンター
OTHERS
Powered by 忍者ブログ
Templated by TABLE ENOCH


×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



龍「え―――……大変迷わk……っごほん。光栄なことに名指しで指名されたので……お祝いに来ました。」

茉「そうか……」

龍「俺行かねーっつったら……『つべこべ言わずに行ってこいと』…とボディーブローを一発入れられました…」

茉「…………そうか。」


龍「……っつーことで茉珱さん。お誕生日おめでとうございます。」

茉「あぁ…。」

 

 


龍「……」

茉「………」

龍「…………」

茉「………」

龍「……」

茉「………」

龍「…………」

茉「………」

龍「……」

茉「………」

 

 


龍「あの……そろそろ本から目を離していただけないでしょうか?」

茉珱「………あぁ。」

 

龍(聞いてねぇよ、この人!!)

 

 

 

龍「あの……つかぬことをお聞きしますが……どうすれば茉珱さんたちみたいになれますかね?」

茉「……??」

龍「いや、俺と夢、付き合ってんのに何かそう見られないってーか…まぁ主にお宅のお子さんたちがなんですが……」

茉「………」

龍「アイツ隙がないようで隙だらけだから……なんか付け込まれてる時もあるし……お宅のお子さんたちにとか…」

茉「……桜のことなら俺は知らない。お前がなんとかしろ。」

龍「そ・そんな!!」

茉「……まぁ。アイツは基本女に執着しないから……大丈夫だろ。」

龍「はぁ……。」

茉「………そんなに気になるんなら…監禁でもしておけばいいんじゃないか?」

龍「はぁ……って…えぇ!?」

茉「そうしたら誰にも言い寄られないだろ。」

龍「まぁ……そうですが………こっちの世界ではそれ犯罪ですし。」

茉「………それは・…めんどくさいな。」

龍「………はぁ。」

 

 

 

 

 

 


龍「あ、そうだそうだ。夢からプレゼント預かってきたんですよ。これ。」

茉「………なんだこれは?」

龍「人形……ですね。あ、手紙もあずかってるんです。」


『茉珱兄へ

お誕生日おめでとうございます!!

プレゼントに緋ぃ姉人形プレゼントします!!これで出張中も寂しくないね!!』


龍「だそうです。」


茉「……………。」


龍(………なんか…茉珱さんにかわいい人形って……似合わないな)


龍「あ・あの……いらないんなら俺から夢に返しときますけど……」

茉「いや……もらっておこう。」


龍(もしかして気に行ったのか!?!?)

 

 

 

 

 

 

×××
微妙に催促されたので超短文で作ってみました。
お母さんの目を盗んでこっそりとupしときます(笑)
ってか龍と茉珱さんだと話が全く進みません。ボケる人がいないんだもんよ!!(おい)

PR


[--] ようこそいらっしゃいました。お2人とも、今日はよろしくお願いします。
[01] お名前をひとりずつお願いします。
「秋原夢です!」
「秋原陸。」

[02] どちらがお姉さんですか? また、年齢差はどのくらいですか?
「私のほうがお姉さんだよー。」
「年齢差は…3歳だな。一応。」
「学年的には4歳だけどねー」
「そこんとこは今は突っ込まないでやってくれー」

[03] 容姿は似ていますか?
「似てる……かなぁ?」
「似てるとは言われるけどな。でもそれって俺が女顔ってことじゃね?納得いかない!!」

[04] 身長は何センチ差ですか?
「くっ……1年前は私のほうが大きかったのに!!」
「はっはっは!成長期をなめんなよ!!」

[05] 性格面で大きく違うところがあれば、教えて下さい。
「陸のほうが素直じゃない。」
「どの口が言うか……」

[06] ご姉弟の仲はいい方ですか?
「いいほうだよね?」
「普通だとも思うけど……」
「なに?お姉ちゃんのこと嫌いなわけ?」
「なっ!?…………んなこと言ってないじゃん。」
「うん。ならよし!」

[07] 周りからよく言われることはありますか?
「別に言われることはないよね。」
「ねぇな。普通の姉弟だし」

[08] お互いを何と呼んでいますか?
「普通に呼び捨てで陸。」
「俺は姉貴」

[09] お互いの趣味や好きなものは知っていますか?
「姉貴は剣道だろ?」
「まぁ……そりゃ好きだよ。今はできないけどさ」
「やりゃいいじゃん。」
「できないでしょ。バイトしなきゃだし」
「……姉貴もこっちこればできるじゃん……」
「……ごめんね。」

[10] お姉さんは弟さんとよく遊んであげましたか?
「遊んだ…けど陸は小さい頃体弱かったから……外連れまわして怒られたなぁ~」
「懲りずに何回も連れ出したくせに。」
「なによー。楽しんでたでしょ?」
「………まぁ。」

[11] 弟さんはお姉さんの言うことをちゃんと聞いていましたか?
「……聞いてた…よな?」
「小さいころはね。それまでちまちま私の後ろ付いてきてたのに……小学校高学年になると急に大人びちゃったさー」
「いつまでも姉貴にべったりじゃカッコつかねぇじゃん」

[12] 何か小さい頃の思い出を聞かせて下さい。
「小さい頃は志岐とどっちが私をお嫁さんにするか喧嘩してたよね~」
「い・いつの話だよ!!」
「だって小さい頃の思い出って質問だし」
「もっとマシなこと思い出してくれ!!」

[13] 昔と変わったな、と思うところはそれぞれありますか?
「陸はもっと昔は可愛かった!!」
「なんだそれ……」呆れ
「もっと『おねーちゃーん』って私の後ろ付いてきてたのに!!」
「さっきからいつの話してんだよ!!」

[14] それぞれ、「弟思いだね」「お姉さん思いだね」と言われたことはありますか?
「弟思いっていうか……軽くブラコンって言われるんだけど!」
「姉貴はホントに俺好きなー」
「そりゃ好きだよ」けろっ
「………普通に肯定すんなよ」


ちなみに陸は隠れ超シスコン。

[15] お互いの顔が頭に浮かぶ時はどんな時ですか?
「んー……どうだろ?あんまり意識してたことないけどなぁ…。でも陸のことはよく思い浮かぶからいっつも考えてんのかもね」
「……言ってるのは姉貴じゃなかったら愛の告白にでも聞こえるのに…」
「何その微妙な顔…」
「別に。俺はー………雨の時かな。」
「……なんで?」
「まぁ…いろいろと。」

[16] 2人っきりになったらどのような会話をしますか?
「そうだねぇ……お互いの近況報告とか?」
「だなぁ。」
「好きな子とかできた?」
「なっ!?…できてないよ!」

[17] 双方の誕生日にはお祝いをしたり、プレゼントをあげたりしますか?
「ケーキ焼いたりはするけどね。」
「性別違うと買うものわかんねーしな。」

[18] 連絡は細かく取っていますか?
「とったりとらなかったり?」
「お互い忙しい時とかあるしな。でも暇が出来たら取ってるか?」
「基本的にはねー。海に聞いたりもするし。」

[19] ここだけの話、相手の弱味や秘密を握っていたりしますか?
「実は……」
「どうせ何もないくせに」
「わかんないじゃん!そんなこと!!」


[20] 最後に、お2人でメッセージを交わして下さい。
「あんたは私の自慢の弟だよ!」
「……そりゃどうも。まぁ……俺も姉貴のことは嫌いじゃない。」
「嫌いなんて言った日にゃブッ飛ばすよ?」
「……………はい。」

[--] お疲れ様でした。これからも仲良く過ごして下さいね。

 



許恋本編2章のあとぐらいだと考えてください。








[--] ようこそおいで下さいました、今日はよろしくお願いします。
おぅ!


[01] まず初めに、あなたのお名前を教えて下さい。
海原海。上から書いても下から書いても一緒だぜ!

[02] 本日はあなたの失恋談をお聞かせ願いたいのですが、…ご気分は大丈夫ですか?
え!?これってそういう質問なのか!?
マジでかーーー……ってか何でそんな質問されなきゃなんねーわけ?
こういうのって傷口に砂糖とか言うんじゃね?(ちがいます。)

[03] では、あなたが思いを寄せていた相手のお名前を教えて下さい。
えー…言わなきゃダメなのかぁ?
…あーはいはい。わかりましたよ。秋原夢ですよ。

[04] あなたはその方にちゃんと告白をしてフラれたのですか? それとも、相手が恋人持ちで諦めたのでしょうか?
えー……一応恋人持ちで諦めたことになんのかな?

[05] 告白をした場合、何と言って、そしてどう言う風に断られてしまいましたか?
いや、だからしてねーって。

[06] その方と初めて会ったのはいつ、どこですか?
初めて会ったのは赤ちゃんの時らしい。覚えてねーけど。
ちゃんとお互い認識したのは剣道の道場で会ったときじゃね?

[07] その方を好きになったキッカケを教えて下さい。
って言われてもなぁ……陸に言われて気づいたから…俺も好きって気づいたのさっきだし。
キッカケとかはわかんねーかな。

[08] 一目惚れでした? それとも、日をおうごとに惹かれていきましたか?
一目惚れではねーな。日をおうごとってのも微妙だけど……

[09] その人と話したり、遊びに行ったりすることはありましたか?
そりゃ従兄妹で幼馴染だぜ?んなのしょっちゅうだよ。

[10] その人に自分の気持ちを察されていた可能性はあると思いますか?
ないな。俺ですら気付かなかったもん。それに鞠が言ってたけど夢は自分に向けられた好意には滅法鈍いらしいし。

[11] 友人や知人に、この一件を相談したことはありますか?
いや、だから俺もさっき気づいたんだって!!相談とかする前に終わったというか…

[12] その人のことを思うと、夜も眠れなかった?
試合で負けて悔しくて寝れなかったことはあるけど。これは違うか?

[13] 自分がフラれたことは誰かに話しましたか?
あー…一応陸には話したな。

[14] フラれた後は泣きましたか?
……ノーコメントで。

[15] ちなみに、フラれた時期は…?
つーかフラれたっていうかお互いに気持ちに気付いてなかったし…フラれたのか?

[16] その人からみて、自分はどのような存在だったと思いますか?
多分…大事に思ってくれてると思う。俺だって大事に思ってるからな!

[17] その人に関する物(本人から貰った物や写真)を持っていましたら教えて下さい。
えーーー…小さいころからのものを数えると覚えきれてねーよ。
あっ!でも中学全国大会に2人で出場したときはお互いにお守り渡したな!

[18] ちなみに、今でも相手を思う気持ちに変わりはありませんか? 正直にお願いします。
変わらねーよ。きっと俺にとって夢はずっと大事な存在だと思う。それがどういう立場であってもな。あいつには笑っててほしいと思うよ。

[19] この恋はあなたにとってどう言うものでしたか?
そうだなー。大事なものかな。近くにいすぎて気付けなかったけど……でも大事な思いだった。

[20] では最後に、相手の方にメッセージをお願いします。
幸せに…な。

[--] お疲れ様でした。 


お題元はこちら→ 99.jpn.org/-/ag/



 

 

 

「ひぃ……こ・このっ!悪魔……」

「年頃の女の子に向かって悪魔はないんじゃない?」

 

「お…まえっ!!こいつは味方だろ!?」


「……私を甘くみないでね?そいつ…ソッチ側でしょ?あなたたちのスパイなのかしら?」

「っ!?」

 

「気付かれてないとでも思った?お気楽な頭してるわね~」

「………っ」

 


「それに……もし味方だとしても…敵に捕まるなんて…いらないでしょ?そんなやつ生きてる価値はないわ。」

 

「さぁ……あなた達のボスはどこかしら?」

「……」

「オメルタ?」

「……………」

「そう……」


容赦なく手のひらに刃物を突き刺す

「ぐあぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

「……誰の許可を得て黙ってるの?私が質問してるのよ?答えなさい」

そのままぐりぐりと刃物を回す。


ぎちっと肉の抉れた音がする

 

「だ……誰がっ……」

「そう……折角あなた達のためを思って聞いてあげたのにね。」

 

パンと無機質な音が響く


足元には赤い水たまりが広がる

 

「じゃあ……ここにいる人…みんな消すしかないよね……?」

 

 

 

 

 

×××
リボーンの夢連載より。
夢主さんは非情です。敵には容赦しません。
何か殺伐としたのが書きたかったんだけど…見事に失敗した感が拭えない。



桜「第一回があれば第二回もある!!てなわけで怖い話をしましょう!!」

龍「……は?」

桜「夏って言えば当然怖い話だよね!!ってことで怪談大会をやりにきました!!」

菫「前と全く同じ始まり方だな。」

龍「…そんなこと覚えてるやついるのか…?」

桜「そんな人は2007年8月31日の倉庫を見てね☆」

龍「さりげなく宣伝すんなよ」

夢「……」顔面蒼白

桜「おーい?夢さーーん??だいじょぶ??」

夢「あ・あの……わたっわたしは…欠席…でっ!!」

桜「えー?ダメダメ~。夢さんがいないと面しr………いや、花がないよ。」

 

 

龍「今…面白くないって言おうとしたな」

菫「まぁ…俺ら三人でやってもねぇ…」


陸「おい……なんだお前ら、いきなり来て…姉貴を困らせんなよ!」

桜「んー??……誰、お前??」

陸「人のこと聞く前に自分のこと言うのが礼儀だろ。お前こそ誰だよ」

桜「……なんで俺から言わなくちゃいけないのさ」

陸「これはこっちのセリフだ。」

 

 

桜「……」ばちばち

陸「……」ばちばちばち

 


夢「こら!陸!!なんて口のきき方してんの!自己紹介くらいちゃんとしなさい!」

陸「…俺からする理由はない。」

夢「りーくー!!」

 

菫「夢さん…彼は?」

夢「あ…ご・ごめんね!!この子は陸っていって、私の弟なの……ちょっとわがままなとこあるんだけど…仲良くしてあげて?」

陸「別に…してもらわなくてもいい。」

夢「陸!!」

 

桜「夢さんの…弟。」

夢「そうなの。桜くん、何か気を悪くしたならごめんね?」

桜「いえいえ。なかなか性格のいい弟さんがいるんだね。」

陸「…どういう意味だよ」

桜「別に…そのままの意味だよ」

 


龍「なんだ…この空気。」

菫「まぁ…桜の人見知りはいつものことですけど。夢さんの弟も結構な人見知りなんですね」

夢「あはは……あの子…小さいとき体が弱くて…ちょっと過保護に育てちゃったから…」

 

 

 

 

×××

桜「えー…では、気を取り直して、ぱふぱふー!第二回怪談大会~!!」

菫「わー」ぱちぱち

龍「ーー」ぱちぱち(前回の例からいって何を行っても無駄だと思ってる)

夢「・・・・・・・っ・・・・・やっぱり…やるの?」

桜「当然。そのためにここまで来たんですよ?」

夢「うぅぅ……」

陸「相変わらず…苦手なんだ。」

夢「……半分以上あんたのせいでしょぉ!!」

桜「あれ?陸も参加すんの?」

陸「当たり前だろ。こんな男ばっかのとこに姉貴だけ残して帰れるか」

菫「俺たち信用ないんだね。」

陸「今日会ったヤツを信用してるほうがおかしいだろ。」

桜「でも流風さんは一応夢さんの彼氏なんだし…信用してもいいんじゃない?」

龍「一応ってなんだよ!!ちゃんとした彼氏だよ!!」

陸「……こいつが姉貴の彼氏だなんて認めてない。」

龍「な!?お前!!まだ言ってんのかよ!」

陸「たりめーだ!お前なんて絶対認めない!!」

龍「て・てめぇ……」

 

 

 

夢「…………もうヤダ。怖いのヤダ……帰りたい……」(聞いてない)

 

 

 

 

 

×××

 

菫「えー放っておいたらいつまでも進まないので行きます。ルール―は前回の通り時計回りに1人ずつ怖い話をしていくだけです。」

桜「ちなみにー、順番は俺、菫ちゃん、流風さん、陸だよー」

夢「あれ?……私は??」

桜「怖がってる夢さんには無理でしょ?俺無理強いはさせないよ?」

夢「さ…さくらくんっ…!!」感動中

 

 


陸「……なら、別に姉貴が参加する必要ないんじゃ…」

菫「こういうのは怖がる人がいないと面白くない。」

龍「夢…ほどよく絆されてるな。」

 

 

桜「じゃあ俺からねー!!前回は父さんの話だったから……今回は母さんの話でも、」

龍「……ま・まぁ…まだ茉珱さんよりは……うん。」

 


菫「……どっちもどっちというか…なんというか…」


桜「じゃあいくよー!この前庭掃除してたときに刺客が襲ってきたときの話なんだけどー…」

 

 

 

 

 

桜「…………………で、」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

桜「…………………して、」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


桜「……………………たら、」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

桜「……………ってことでした。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

龍「………」

桜「どうしたの?流風さん??」

龍「……いや…うん。そりゃあの茉珱さんの奥さんだし…多少そうかな…と思ってたけど…でも…まさかそこまでとは……」

夢「……すぷらった…だね。」

陸「……ある意味そんな人が存在してるのが怖い…」


桜「失礼だな。俺らの母さんだぞ!!」

陸「それを淡々と話してるお前も怖ぇーよ。」

菫「これくらいでか?」

龍「これくらい!?」

桜「これくらいだよー。流風さんたちはこういう話に慣れてないと思ったから、なるべく刺激が少ない話選んだのになぁ。」

龍「あれでか!?」

桜「そうだよ。」

 

龍「……恐ろしい。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夢「つ・次は菫くんだねっ!!前みたいな話でいいよ!!雫ちゃんの話でいいよ!!」

菫「夢さん……まだ設定すらあやふやな人の名前を出さないでください。」


夢「ご・ごめんっ。」

 

 


菫「うーん……そうだなぁ……じゃあこっちの歌の話でも。」

夢「………うた?」

菫「そう。『か~ごめかごめ かごの中の鳥は~』ってやつ」

龍「あぁ…『かごめかごめ』か。」

菫「そう。この歌知ってる?夢さん?」

夢「う・うん……し・知ってる…よ。小さいころ歌ったりしたし……」

菫「じゃあこの歌の本当の意味って知ってます?」

夢「本当の…意味…?」ごくりっ

菫「そう…この歌の全容は

 かごめかごめ 
 かごのなかのとりは
 いついつでやる
 夜明けの晩に
 つるとかめがすべった
 後ろの正面だあれ

ですよね?」

夢「う・うん。」

 

菫「これね…流産の歌なんですって」

夢「っ!?」

菫「まぁ…いろいろな説があるみたいなんですけどね。とりあえず一つの説として聞いてください。」

夢「………」

 

 

 

菫「昔…ね。出産を間近に控えた女性がいたんですよ。その女性は神社にお参りに行ったんです。「無事に生まれてきますように…」ってね。
その帰り道の階段で…………誰かに突き落とされてしまったそうです。
当然お腹の赤ちゃんは……死んでしまったそうです。
つまりこの歌は…

 かごのなかのとりは(お腹の中の赤ちゃんは)
 いついつ出会う(いつ生まれて出会える?)
 夜明けの晩に(夜明けの神社で)
 鶴と亀がすべった(お母さんと赤ちゃんが階段から落ちた)
 後ろの正面だぁれ??(私の背中をおしたのは誰??)

ねぇ………夢さん。

背中を押したのは………誰なんでしょうね?」

 

 

 

 

 

 

 


夢「………っ……っは……っ!!」←声にならない

 

 

 

 

 

 

桜「菫ちゃんはこういうの話させるとうまいよねー。」

龍「あの淡々としゃべられると怖いよな。」

陸「結構有名な話でもあるけどね。」

 

 

夢「ぅ・…うーうーうーうー……もっ……やだぁ……なんっ……菫っくんはっ……怖くないって……おもっ…って・…」ぐすぐす

 


菫「いやぁ…期待されたら裏切りたくなりまして。ごめんなさいね?」


夢「ふ……ぅーーー…」

菫「夢さん?背中…大丈夫ですか??」

夢「!?!?!?!?」

 

 

夢「りゅ・龍牙!!龍牙!!」

龍「ぅおあ!?な・なんだよ??」

夢「せ・背中!!背中になんにもいないよね!!」

龍「いや…別に……」

夢「背中に変なの憑いてないよねっ!?」

龍「まぁ……」

 

前の時も思ったけど……

夢のこの泣き顔って…異常にかわいいよな!!グッジョブ菫!!


これを利用しない手はない。ってか利用するべきだよな!!

 


龍「憑いてない…けど、怖いなら俺が背中から抱きしめといてやろうか?」

夢「……うん。お願い…離さないで……」涙目。

 


怪談最高!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 


陸「ざけんな。」

そう言ってべりっと俺から夢を引き離す。

龍「あ…てめっ!!何すんだよ!!」

陸「弱ってるときに手を出すなんて最低な男だなお前」

龍「なっ!?」

陸「姉貴。あんなヤツのとこ行く必要ないぜ?俺の近くだったら安心だろ?」

夢「……そう…だね。そうだよね……少なくても今は……」

陸「そうそう。ちゃんと来ても祓ってやるからさ。」

夢「……手…つないでい?」

陸「はい。」

夢「ありがとぉ…」

 

 

 

 


龍「な・何してんだよ!!陸!!変われ!!」

陸「誰が変わるか」

龍「もともと夢は俺のほうに来たんだぞ!!」

陸「今は俺んとこにいるだろ。てめぇじゃ役不足ってことだよ」

龍「お前が勝手に引っぺがしたんだろーが!!!!」

 

 

 

 

 


桜「ねー菫ちゃん。」

菫「なに?」

桜「俺も手つないであげよーか?」←シスコン熱を受けてブラコン熱が対抗して出てきたらしい

菫「いらない。」

桜「即答しないでよ。」

 

 

 


×××


菫「気を取り直して、次は流風さんですよ。」

龍「おれぇ?……うーん…これと言って怖い話って浮かばねぇんだよなぁ…」

桜「じゃあトイレの花子さんでいいじゃん。」

龍「お前……それ好きなのか…」

桜「別に好きってわけじゃないよ。だってこっちの定番って言ったらこれって准平さんも言ってたし」

龍「前から思ってたけど…お前らなんで准平と微妙に仲いいんだよ…」

桜「仲いい?そうかな??」

菫「別にそんなことないと思いますけど?ただ時々流風さんの面白い話とか聞かせてもらったりこっちの常識教えてもらったりしてるだけです。」

龍「大半が遊んでる発言だから…あんまり当てにするなよ……」

桜「そうなの?じゃあ流風さんのベットの下にはいかがわしいものないの?」

龍「な!?」

菫「こっちではそれが常識だって。」

龍「アイツ……適当なこと言いやがって…」

桜「ちなみにそれはもう定番だから隠す場所もいろいろ応用利かせてきてるとも言ってた。」

龍「ちょ・お前ら…もうホントにアイツと2人でしゃべんな!!」

桜「なに?流風さん嫉妬??ごめんねー。俺流風さんの気持ちには…答えられないよ……」

龍「んなんじゃねぇよ!!告ってもないのに振られた!?俺!?!?」

 

 


陸「……で。話さないのか?…お前の事情とかどうでもいいんだけど」

龍「……いちいち引っかかる言い方するやつだな!   

  でも別にねーんだよなぁ……あー兄貴からどんな悪党でも必ず自白する方法とかだったら聞いたことあるけど…」

桜「それは怖い話ってよりどっちかっていうと恐い話だよね。」

龍「放送コードに引っかかるから無理だ。」

桜「じゃあもういいんじゃない?今回はもうここまでで結構長いし。」

菫「裏事情を堂々と言うなよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


夢「………………ということは……」

 

 

 

陸「最後は俺かー。」

夢「ひぃ……」

龍「夢?」

桜「どうしたの?夢さん??」

 

夢「あの……あの…もう終わりにしない??ほ・ほら!もういい時間だしっ!!陸はもう寝る時間だよ!!」

龍「まだそんなに遅くねーんじゃね?」

夢「遅いの!!よい子はもう寝る時間なの!!」


陸「俺大丈夫だよ姉貴。ほら…こういうの久し振りだし……たっぷり楽しんでくれよ?」にやり

夢「……っ……」

 

 


桜「ねぇ…なんか夢さんおかしくない?」

菫「それに久し振りってことは…こういうのしたことあるのかな?」

龍「……あの怖がりの夢がか?こんな風に無理やり参加させられる以外想像できねーけどなぁ」


海「そりゃ無理やりだったからなぁ」


桜・菫・龍「!?」


海「よ!」

龍「よ!じゃねぇよ!!いきなり現れんな!!」

海「わりぃわりぃ、驚かせたか?」

桜「そうだよ海さん。気をつけてね!もうちょっとで殺っちゃうとこだったよ!」

菫「そうそう。変に気配消して近づかないでね。俺達咄嗟に刺しちゃうかもだから。」


海「???   おう!わりぃな!!」

龍「……お前意味わかってないだろ」

 

 

 


桜「で?なんで夢さんは陸のときあんなに怖がんの?」

海「あー……あれなぁ。まぁ…ウマトラってやつだよ。」

菫「……ウマトラ?」


龍「……トラウマだろ。」

海「あぁ!それそれ!!」

桜「聞いてたけど……海さんって…馬鹿なんだね…」かわいそうな子を見る目

海「んだよー。ちょっと間違っただけじゃん。逆にしたらあってんだから同じようなもんだって。」

龍「全然違う」

海「まぁ…細かいことは抜きにして!事情を説明するぞ!俺はそのための出演だからな!!」

龍「だからそういうこと堂々と言うな!!」


海「まぁ聞けって。俺らはさー、小さい頃からの幼馴染ってやつなんだけど。俺んとこと夢んとこ以外にあと2家族の幼馴染がいるわけよ」

菫「随分たくさんいるんですね。」

海「んー…そうかな。まぁ同じ剣道の道場に通ってて、そこで親同士が仲良くなったからなぁ。俺んとこと夢んとこの母親は姉妹だしな。」

桜「それがなにか関係あるんですか?」

海「焦んなって!んでな。夏に合宿とかでさ……するじゃん?怖い話とかさ。」

龍「……まぁ定番だしな。」

海「で、陸と志岐の話…マジ怖なんだよなぁ……あ、志岐ってのはその幼馴染のうちの1人なんだけどさ。毎年毎年毎年…よくそんなネタあるなってくらい怖い話するんだよな」


菫「なるほど。だからトラウマなんですね。」

海「そうそう。しかも夢って面白いくらい怖がるからあいつらも調子に乗って夢ばっか驚かすからさぁ…」

龍「そりゃ怖がりになるかもなぁ。」


桜・菫「「気の毒に……」」


龍(全く同じことしてたくせに……)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~おまけ~

陸「え?なんてそんなに怖い話が得意かって??だって見たり聞いたりしたこと言ってるだけだし。

  だからー…そことか、あそことかにいる人。特に夏……お盆とかによくいる人たちにさ。」

 

夢「だからあんたの話聞くの嫌いなの!!」

 

 


秋原 陸。霊感もってます。

 

 

 

 

 

×××
なんだか最後は怖い話じゃなくなってましたね。
第一回があるってことは第二回もしなきゃね!!ってことで会談大会でした。
夢はブラコン、陸は見せないけど結構なシスコンです。
あれだね!桜くんとブラコンシスコン対決したらいいと思うよ!!(また適当なこと言ってる)

 



PREV | 1 2 3 4 5 6 7 8 | NEXT
- HOME -
[PR]