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Snowdropで出てくるキャラのちょっとした小話みたいなもんです。いろんなキャラが出てきます。
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「…………はぅ。」


先日、運命の相手を見つけると張り切っていた雫だか、あのときの勢いはどこに行ったのか?と問いたくなるほどに落ち込んでいた。

 

「ど、どーしたの??しーちゃん!?」

「・・・・・・ゆーきちゃん・・・・・・ぅ・・・ふ・・・ぇぇぇぇ・・・」


雫は夕姫の姿を見たとたんに情けない声を出した。

「し・しーちゃん??」


「うぅーー・・・・・・」


「ちょ・しーちゃん・・・泣かないでよぉ・・・・・・」


夕姫もどうしたらいいのかわからなくなったらしく、釣られるように情けない声を出す。

 

 

 

「・・・・・・・・・・お前ら・・・なにしてんの?」

「なっちゃん・・・・・・助けてぇ・・・」

「夕姫・・・何泣きそうな声してんだよ。ってか神館、なに沈んでんの?」


「うぅ・・・・・・」

 


とりあえずは凪が二人を落ちつけて、原因である雫の話を聞くことにした。

 


「あの・・・あのね・・・・・・昨日・・・ね。例の公園に行ってきたんだけどね。」

「公園?あ・・・あぁ、例の運命の相手を見つけるとか言ってたあれか。」


「うん。」

「見つからなかったの??」

「それでへこんでたのか?ってか一回や二回じゃ見つからねーって!そういうのは根気強くだなー」

「そうだよ!しーちゃん!!何事も諦めないことが大事だよ!!」

「あ、ち・違うの!!見つかった…の。」

 


「「は?」」

「だから・・・その・・・昨日見つけた・・・んだけど・・・・・・す・・・すっごく綺麗な女の人と歩いてて・・・その・・・・」

その時の状況を思い出したのか雫はまた涙目になる。

「ほんと・・・に・・・すっごく綺麗な人で・・・あ・あんな人相手じゃ・・・敵わないよぉ・・・」

今度は本気で泣きだしそうな雫を見て夕姫は焦ってフォローの言葉を出す。

「や・・・で・でもっ!!その人お友達かもしれないでしょ??別に恋人って決まったわけじゃ・・・」

「だって!!その女の人抱きついてたんだもん!!運命の人も別に厭がってなかったし・・・・・・うぅ・・・」

「あ・・・で・でもぉ・・・スキンシップ過剰な人なのかもしれないよ!!私だってなっちゃんとかに抱きつくし!!」

「な!?ゆ・夕姫!!何言って!!」

「それならあの人たちも夕姫ちゃんと海原くんみたいに仲良しってことじゃない!!やっぱり勝ち目ないよぉ・・・」

「や・・・俺たちは別に・・・」

「で・でも!私となっちゃんだって友達だしっ!!仲いいけど友達だし!恋人じゃないもん!!きっとその人たちも恋人じゃないよ!だったら雫ちゃんにだってまだチャンスは・・・」

「・・・・・・・・・・・・」

「で・でもぉ・・・・・・」


天然の悪気のない言葉ってのはここまで胸を抉るのか・・・と凪は一人静かに考えていた。

 


そんなこんなの堂々巡りの会話をしばらく続けていた二人に対して凪がおもむろに口を挟む。

 


「神館・・・・・・うざい。」

「え・・・?」

「さっきからうじうじうじうじ・・・ネガティブなことばっか考えやがって!相手に恋人がいるかどうかなんてなぁ、直接聞いてみねーとわかんねーだろーが!もし恋人いたとしたら諦められんのか?ならさっさと諦めろ。その女押しのけて振り向かすくらいの度胸がねーんなら一目惚れなんてするな!!」

半ばやけくそな感じで凪が言う。

少しの八当たりも入ってるが・・・・・・


「・・・・・・・・・」

雫は黙ったままうつむいてしまった。

その雫の手を取って夕姫が話し出す。

「あのね・・・なっちゃん言い方はキツイけどしーちゃんのこと心配して言ってるんだよ?それに・・・なっちゃんの言うこともあると思うの。ちゃんと確かめないとわかんないよ?今日3人でその公園行ってみて、ちゃんと確かめよう?」

「夕姫ちゃん・・・・・・うん。」

「え・・・俺は別にいかな・・・」

「よし!!じゃあ今日の放課後は公園に突撃だぁ!!」

「おー!!」

「・・・・・・聞けよ。」

 

 

 

 

 

×××

 

 

「・・・・・・で?」

「え?」

「かれころ一時間近く待ってるわけなんだが・・・そいつって何時くらいにここ通るんだ?」

「あ・・・その、よくわからない。まだ見かけたの2回だけだし。その2回も時間帯違ったし。」

「ふーん。」

「あ・・・あの・・・」

「ん?」

「ご・ごめんね・・・つき合わせちゃって・・・」

「あ?あぁ・・・別に・・・ってか・・・俺こそごめん、さっきはキツく言ったりして。ちょっと・・・何というか・・・心のコントロールが出来なくて・・・」

「??」

「いや、忘れて。でも!!間違ったことは言ってねーからな!!試合と一緒でな、最後まで諦めたらダメなんだからな!!」

「う・・・うん!」

 

「おまたせ~」

そう言って夕姫がジュースを三本抱えて帰ってくる。

「本当は買い食い禁止なんだけどね~」

「飲んでるんだからOKじゃね?」

「ありがとう夕姫ち・・・・・・・・・あぁ!!」

ジュースを受け取ったとたんに雫が立ちあがり声を上げる。

「え??これ飲めなかった??」

「ち・ちがっ・・・・・・あそこ!!あの植木の向こう!!あの人が!!」

「「!?」」


がばっと二人は雫が示した方向に目を向ける。

 

 

「「・・・・・・・・・・・・!?」」

 


そして2人は同時に言葉を失い、目を合わせた。

 

 

 

そこには雫の言う運命の人であろう男と、その隣に1人の女性が歩いていた。


「ゆ・・・夢姉・・・??」


その女性の名を二人は呟く。

 

 


×××
はい。やっとこさ2話です。
遅れてすいません。ちゃんと今日中にupしたよ、トオルさん!!
しかし中途半端なとこで終わらせてすいません。。。
出来るだけ早く続きを書きたいと思います。

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夢「さぁ!龍牙!行くよ!!」

龍「・・・は?」


夢「ほら、さっさと支度して!」

龍「や、あの・・・ちょっと・・・説明プリ―ズ。」

夢「わっかんないかなー。この時期で行くとこっつったら1つでしょ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


×××

夢「ってなわけで誕生日おめでとー!緋ぃ姉!」

緋「あら、ありがとうございます。」

龍(なるほどね。)

夢「今年はギリギリ4月に間に合ったよ!!」

緋「そうですね~」

夢「去年は・・・・・・だったから。」

龍「あの・・・無言な視線が痛いんですけど・・・」

夢「わかってるなら反省しとけ。」

緋「相変わらず仲が良いですね~」

龍「緋粋さん!?今の会話に仲が良い要素1μもなかったよ!?」

 

 

 


夢「あ、そうだ緋ぃ姉。鞠がね、ケーキごちそう様でしたって伝えといてくれって。」

緋「あぁ・・・殆ど緋月が食べてしまったんですけどね。」

夢「いや、十分お腹いっぱいになりましたって。まさか自分の身長より大きなケーキ食べれる日が来ると思いませんでしたって喜んでたよ!」

緋「いえ、喜んでもらえたならよかったです。」

夢「でね。去年茉珱兄にもあげた人形が好評だったみたいなんで・・・今年は緋ぃ姉にも作ってきました!」

緋「??」

夢「てれてれってれ~!!『茉珱兄人形』」(某ネコ型ロボット風)

緋「あら、かわいい」

夢「前髪の跳ねてるとこ作るのは苦労したんだよ!!大事に使ってね!」

緋「はい、ありがとうございます。」

夢「あ、後ねー、緋月さん?緋月さんにも作ったんだけど・・・茉珱兄人形。」

緋「え゛?」

龍「!?な・・・なんで?」(あの2人めっちゃ仲悪かったよな??)

夢「えーっとね。一応前聞いたら釘を刺すのがどうとかって言って欲しいって言ったから・・・」

龍「それって・・・・・・」

夢「??」

緋「・・・・・・」

夢「とりあえず、今年は会えなさそうだから緋ぃ姉に渡しとくね!緋月さんに会ったら渡しておいてね!」

緋「は・はぁ・・・・・・」

 


夢「さて、どんどん行くよー!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

×××


夢「おめでとー!桜くん菫くん!!」

龍「めでとー」

桜、菫「「ありがとうございます!」」

 

夢「2人にもね、お人形作ってきたよ!はい。」

桜「わぁ~母さんと俺達だ!!」

夢「大事にしてねw」

龍「お前・・・これ全部作ったの?」

夢「ん?うん。」

龍「意外と手先器用なんだな。」

夢「意外とってのが余計なんだけど!今度龍牙にも作ってあげるよ。」

龍「お、マジで?」

夢「うん。雑巾ね。」

龍「なんで!?」

夢「まぁ・・・なんていうのかな・・・イメージ?」

龍「仮にも彼氏に対するイメージが雑巾って!!酷くね!?」

夢「いいじゃん。どうぜ学校に提出しなくちゃいけないんだし。調度いいでしょ?」

龍「それ明らかついでじゃねーか!!」

 

夢「あ、そういえば桜くん菫くん。」

龍「無視ですかー?」

桜「ん?なになに??」

夢「『風光る』また始めたんだってね!おめでとう!」

菫「あー・・・・・・はい。ありがとうございます。」

龍「っげ!?」

桜「流風さん??その『げ』に込められた思いをぜひとも聞きたいなw?」

龍「いや・・・別に・・・」

桜「何が?どう?別に、なの??」

龍「な・・・なんだよ・・・今日はやけにつっかるじゃねーか・・・」

桜「そう?普通だよ?」

龍「ならつっかかるなよ。」

桜「いやつかかってないよ。俺は流風さんの心の声が聞きたいだけだよ?」

龍「え・・・・・・なに??キモい・・・」

桜「キモいとか言う口はこれかなー??」


ぎゅーーー


龍「いふぁいいふぁい!!!」

桜「流風さん。俺幻聴が聞こえたのかな??キモいとか聞こえたよ?」

龍「ふぐっ・・・げ・・・幻聴だと思いまふ・・・」

桜「だよね♪」

 

龍(なんだ!?今日のこいつ!?!?)

桜「あ、流風さん・・・黙ってたんだけど・・・」

龍「??」

桜「俺、今あんまり機嫌よくないんだ!」

龍「知るかー!!!」

 

 

 

(一方その頃。)

 

 


夢「菫くん菫くん」(小声)

菫「はい?なんですか?」

夢「あのね、この人形もどうぞ!」

菫「これ・・・・・・」

夢「雫ちゃんがね、行くんなら渡しといてほしいって!」

菫「・・・・・・・・・埴輪?」

夢「・・・・・・ヒヨコだよ。」

菫「え゛・・・」

夢「いや・・・菫くんはもふもふした小さい生き物が好きだからってヒヨコにする!って言ってたし・・・」

菫「や・・・でもこれ・・・手足が4本あるんですけど・・・」

夢「あ・・・うん・・・・・・あの・・・雫ちゃん、あんまりお裁縫得意じゃないらしくて・・・」

菫「はぁ。」

夢「でも気持ちはたくさん詰まってるらしいから大切にしてあげてね!」

菫「・・・はぁ。」

 

 

 

 

 


龍「おい!なにこそこそ話してんだよ!!俺を助けろよ!!」

夢「あんたが失礼なことばっか言ってるからでしょ!!自業自得。」

龍「お前は俺がどんなに怖い目見てるか知らねーんだ!!」

夢「・・・・・・へたれ」(ぼそ)

龍「!?!?」

桜「やーい!へったれ~」

菫「やーい。」

龍「お・俺はヘタレじゃねぇ!!」

夢「いやいやいや。この倉庫ではあんたはヘタレ以外の何者でもないよ。このまま大人しく本編でもヘタレてくのを待ってな。」

龍「い・・・いやだー!!!」

 

 

 

 

 

 

×××
はい。
とりあえず4月に間に合わせたくて…
かなり中身のないものになってしまったんですが……
祝う気持ちだけはあるんです!!おめでとう!!

 

 



「日頃のうっぷんをグチってやるぅぅぅ!!」
怒りを激しく叫びながら、携帯たちは立ち上がった・・・!


『では、自分の名前と持ち主の名前を教えてください』

裂「裂です!持ち主は向日葵だぜ!」

朱「朱莉だ。ご主人は幻夜トオルだ。」

パ「パルと申します。マスターは涼衣さんです。」

サ「サラっていいます。マスターは翼さんです。」

 

 

裂「えー………とりあえず……あけましておめでとうございます!!ってかもう3月だよ!おねぇ!!時差があるよ!!」

皆「…………」

裂「えーっと……この紙読んだらいいんだよな?…………このたびは管理人のせいで年越しでこのSSを上げたことを深くお詫びします。もう次の誕生日が間近とか……本当にすいません。いや、マジですいません。死ぬほど反省してます。」

裂「……だそうです。」

 

 


白「じゃあ死ねばいいのに☆」

 

 

 

 

 


裂「あっ!!こら!!白夜!!これは携帯の座談会なんだからな!!PCなやつは引っ込んでろよ!!」

白「あーはいはい。ちびっこはちびっこ同士で仲良くやれよ」

裂「ちびっこいうな!!!」


パ「え・えっと、それでは……始まります。」

 

 

 

 

 


『さて、なんやかんやで自己紹介も終わったところで、座談会スタート!』

裂「………」

朱「………」

パ「………」

サ「………」

 

 

パ「あの……これ話さないと始まらないと思うんですけど…」

裂「え!?これもう始まってんの!?俺のこと映ってる!?」

パ「いえ…映像ではないですからね…」

サ「……ふぁ…」

裂「サラは今日も寝むそうだね?」

サ「ちょっと昨日…マスターの給料とお年玉計算してたから寝不足なの。」

朱「点滴するか?栄養満点だぞ?」

サ「結構ですー。痛いの嫌い。」

朱「む…。ならお前はどうだ?」

裂「え!?お・おれ!?俺も痛いのヤダよ!!どうして朱莉はすぐに点滴打とうとすんのさー。」

朱「簡単にエネルギーをとるにはこれが一番だ!」

裂「それよりお菓子のほうがいい!!」

朱「わがままをいうな!!」

裂「だって点滴痛い!!おいしいほうがいい!!」


サ「……Zzz」


パ(……なんて纏まりのない…)ずーん。

 

 

 

 

 


×××

 

パ「さて、気を取り直して。」

裂「ってか今日は何で呼び出されたんだ?」

朱「たしか…自分の主人に対して日頃の欝憤を言うんじゃなかったか?」


裂「あはは~、そんな!俺おねぇに不満なんて……」


朱「………」

パ「………」

サ「………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


裂「ないとは言えないよね。」

 

一同無言でうなずく。

 

パ「…というか…文句のない携帯なんて…そんな聖人同君のような携帯…いるんでしょうか?」

サ「まぁ…私たちのマスターが群を抜いてひどいのかもしれないしね。」

朱「大いにありえる可能性だな。」

 

 

 

 

裂「一番よくされるのは……ご飯(充電)くれないことだよね……」

パ「それは…なんというか………」

朱「もう当たり前なことになってきたな。」

サ「ですよねー。2・3日とかザラだもの。」

裂「いや…一種の焦らしプレイと考えれば……耐えられないこともないような…」

パ「それは私たち携帯に何を求めてるんですか!!」

サ「それか……断食だとでも思えばー…」

パ「そんなこと思う必要ないでしょう!!」

朱「まぁまぁ…そんなに叫ぶとますます電池消耗するぞ?そんなに点滴されたいのか?」

パ「………」(ここまともなツッコミがいない!)

 

 

 

朱「ま、飯抜かれるってのは携帯人生の永遠の悩みではあるな。うん。」

サ「だねー」

裂「あー!でもさでもさ!!あんまり充電されすぎるのもよくないんだぜ?」

パ「そうなんですか?」

裂「うん。おねぇが俺の前の携帯だったころさー、使いもしないのに飯ばっか食わせてたら……電池が膨張して、いくら食べてもすぐ腹減るようになっちまったんだって。」

パ「いくら充電してもすぐに……」

裂「それもそれでやっぱ辛いよな……やっぱめっちゃ腹減ってるときにもらう飯ってのが一番うまいから……俺このままで頑張ってみる!!(自己暗示中)」

サ「まぁ、私たちはマスターを選べないしね。その場その場で合わしていくしかないよ。」

パ「さすが年長者。言葉に重みがありますね。」

 

 

 

 


×××

パ「次に多いことと言ったら……」

裂「俺は……よく落とされるんだけど……てか…ってかさ!!!新年早々……欠けた……」

朱「何が?」

裂「俺がだよ!!!今まではまだ剥げるくらいだったのに……完璧に抉れてんだけど……陥没してんだけど!!!!」

朱「…………強く生きろ。」

裂「うわぁぁぁーーんっ」


サ「それを言うなら私だって…コンクリートの上に落とされたり……あとは犬の餌食になったり………」

パ「あー……僕も雨の日にアルファルトに落とされたことあります……もう傷だらけですよ……さすがに陥没はしてませんが…」


裂「お・俺だけじゃなく……みんなも苦労してんだな!!」


サ「まぁ……程度はあるにしろ、みんなあるよね。」

パ「ですね。僕たちは繊細な機械だってこと……マスターたち、もうちょっと理解してほしいですね。」

 

 

 

裂「あとさ…俺たちの名称って『携帯』なわけじゃん??つまり『携える』ってことじゃん??じゃあもうちょっといつも携帯しててほしいんだけど……」

朱「と、いうと?」

裂「一応さ、学校とかには連れてってもらえるけど……家の中じゃ俺部屋に埋もれて気付いてもらえないわけよ。メール来てんのに気付かないし、電話鳴ってんのに気付かない……じゃあ俺の存在意義は!?」

パ「裂さん…大丈夫ですよ。」

裂「……パルくん?」

 

 

 

 

 

パ「僕なんて……外出時でも携帯されないとき多いですから」(超いい笑顔)

 

 

 

裂「…………」

 

 

 


パ「しかも僕の主な役目……メールや電話じゃなく……時計らしいですから!」

 

 


朱「……………」

 

裂「…………な・なんかごめん。俺……わがままだったよ…」

パ「わかってもらえてなによりです。」

 

 

 

(すっ……)


裂「ん?なに??かんぺ??」

 

裂「えーっと……『ネタ切れです。』…………………って早っ!!!」

裂「あ……続きがある……『なんか一年近く待たせといて(ってか覚えてた?)こんだけですいません。またちょこちょこネタは小出しにできたらなぁ……なんて。。。とりあえずこれじゃあんまりにもアレなんで…春休み中に携帯sのイラストでも上げます………多分(お前!!)。本当にすいません。』だそうです。えー……なんか俺のおねぇがすいません。」

 

裂「っつーことで……今回はこれでお開きっ!!」

 

 

 

×××
なんか本当にごめんなさい。。。ozr(スライディング土下座)
でも一言……楽しかったです!(もうお前いい加減にしろ)



はじめに…


このお話はSnowdrop本館の「許されない恋とわかっていても…」に出ているキャラとトオルさまの「月明かりに蝶灯」に出てくるキャラが登場します。
しかし、別に知らなくても、この話単体で読めるようにはするつもりです。
一応ちまちま続いていく予定。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

物語の中ではよくあること……一目見て恋に落ちるなんて……

 


けれどそれが実際にあるなんて……私は思ってなかった。

 


そう………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


あの人に会うまでは……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【恋の一雫】

 

 

「ふぎゅっっ!!」

 


すべしゃっ…という効果音が響くかのように、その少女は地面につっぷしていた。

つまり、コケたのである。

 

「うぅ……また……こけちゃった。。。」


また、ということは前もあるわけで、この少女は特技と言っていいくらい何もないところでコケるのである。


そんな変な特技を持っている少女の名は『神館 雫』

桜井高校の一年生。

 


「しーちゃん、大丈夫?」


そう言って雫を覗き込んで心配する顔があった。

 

「夕姫ちゃん……うん。。だいじょぶ。」

そう言って雫は立ちあがった。


今雫を心配しているのが『春菜夕姫』 

雫のクラスメートで友達である。


「どーしたの??そんなに急いで。まだ授業始ってないよ??」

「ち、ちがうの!!遅刻しそうで急いでたんじゃないの!!」

「??今日朝礼もないよ?」

「だから違うのぉ!!」

ぶんぶんと首が取れそうな勢いで雫が首を振る

 

「あのねっ!!あのねっ!!!ついに見つけた…見つけたの!!」

「???」

 

 

「今度は何見つけてきたんだよ?」

少し呆れたような声で一人に少年が話に入ってくる。

彼の名は『海原凪』

雫のクラスメートその2である。

「あ、なっちゃん!!」

 

 

「夕姫……そのなっちゃんってのやめろって言ってんだろ!!」


「なんでー?なっちゃんはなっちゃんじゃん!!」

「俺の名前は凪!!わかるか?な・ぎ!!だからなっちゃんじゃねぇ!!」

「だからー凪のなの部分とってなっちゃんでいいじゃない?」

「取るなよ!!ってか普通に呼んだほうが短いだろ!!普通に呼べよ!!」

「だってなっちゃんのが可愛いんだもん。」

「高1の男子に可愛さを求めんなーー!!」

「だってなっちゃんかわいいんだもん。」

「……………」

「なっちゃん??」

「…………も…いい。」


いろいろと諦めた顔で凪が言う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


「で?何見つけたって?ってか神館前にも同じようなこと言ってなかった?」

「前??」

「あーそういえば言ってたね~。えーっと……確か…」

「王子様……だっけ?」

「あ、うんっ!!だって……金髪碧眼だったんだよ??しかもしかもっ!!回りに女の人いっぱいいたし!!背も高かったし!!カッコよかったし!!あれは王子様だよ!」

雫はその時のことを思い出しているのか、ぽー…と頬を赤く染めた。

 

「まぁ…カッコよかったけどね~」

「確かに……背は高かったけど……」


「でしょでしょ!!私本から王子様が抜け出したのかと思ったもん!!」

 


「で?今度は何を見つけたんだ?王子様の次はお姫様でも見つけたか?」


「ぇ…ち・違うよぅ!!」

「じゃー何見つけたの??」

 


「あの…あのね…………」


「??」

 

「………運命の人…」


手のひらを真っ赤になった両頬に当て、雫はそう言った。

 


「ぇ…?」

「は?」

突然の発言に2人はマヌケな声が出る。

 


「だからね…運命の人……見つけちゃったっ!!」


「え?あの………つまり?」


「………一目惚れしちゃったっ」


真っ赤な顔をさらに真っ赤にして雫が言う。

 

 

 

 

「えぇぇぇぇぇぇ!!!!!」

「ちょ、夕姫…うるさい!」

ワンテンポ遅れて夕姫はオーバーなリアクションを見せる。

 


「えぇーえぇーえぇぇぇ!!しーちゃんっ!!すごーい!!すごーーい!!うわぁ~~すごいすごい!!」

一体何がすごいのか…、とりあえずすごいを連発して夕姫は雫の手を取りくるくるとその場で回り始めた。


「ちょ、、ゆーきちゃーん~~」


「すごいすごーい~~」


くるくるくるくる

 

「あ、あぅぅぅ~~~」


「ね~~すごーい~~」


くるくるくるくるくる

 


「夕姫。その辺で離してやれって。神館ダウンしそうだぞ」

 

「え?」

「うぅ…」


「あ、ごめんごめんっ!!」

そう言って回転を止めて手を放す。

 

 

 

従来女の子とは恋バナが好きなものである。

夕姫に至っても例外ではない。

 

「で?で??どんな人なの??」

ずいっと雫に近づいて夕姫が尋ねる。

「え…と…。あの……」

雫はちらりと凪を見る


「え…?……あ、俺邪魔??」


ここは気を利かせて立ち去るべきかと凪は腰を上げた


「あ、べ・別に邪魔なんてことっ!!た、ただ……あのっ……男の子の前で…その…うまく話せるかなって……思って…」

「??」

「あ……そういやしーちゃんって…男の人嫌いなんだったっけ??」

「そなの?」

「あ…嫌い…とかじゃなくて……。苦手、なの。な・何話していいのかわからなくなっちゃって…///」

「ふ――ん。それでよく一目惚れとかしたな。」

「う・うん。だから自分でもびっくり!!」

「んじゃ、俺やっぱ向こう行ってようか?」

「あ………い、いい!!大丈夫!!海原くんって…あんまり男の子っぽい感じしないしっ」

「……………………」(それって…どうよ。)

 

密かに男としてのプライドを壊された凪だったが、どう見ても雫に悪気は無いので怒るに怒れなかった

 

 

 


「では、改めて…どんな人なの?」

再び目をキラキラさせて夕姫は雫に詰め寄る

「どんな人って……性格は分からないんだけど…」

「??」

 

 

 

「あのね…この前公園を歩いてたら…その、またコケそうになって」

「うんうん」

「そうしたら……転ぶ前にね!!助けてくれた人がいたの!!」

再び顔を赤らめて雫が話す

「どのタイミングで転ぶか全く想像がつかない神館を助けれるなんて……なかなかやるな。」


「そうなの!!それでね!細そうな腕だったのに…力強くてね…助けてくれたあとに『大丈夫?』って声をかけてくれたのっっっ!!」

バシバシっと雫は机を叩く

「びびってね……こう…びびって来たの!!きっとあの人が私の運命の人だと思うの!!」

そう言って雫は身を乗り出して話す

「そ、そうか…」

普段大人しい雫のあまりの迫力に思わず2人は圧倒される

「絶対……ぜーーーーーーったい!!お知り合いになってみせる!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

×××

「………っ」ぞくっ

「どーしたの?菫ちゃん」

「いや…何か寒気が…」

 










◆◆◆
ようやく始めれましたっ(汗)
キャラとかは一年以上前から作ってたんですが……なかなか書き出せずに(汗
とりあえずちまちま進んでいきます。



あ、王子様ってのは許恋のあいつですよ(笑)



どうやら今年は逆チョコってのが流行りらしい……


ってか逆チョコって……

 


毎年毎年製菓会社の策略に踊らされてる感があるよな……


それでもやっぱり世間の流れには逆らえないもんがあるんで……

 

 

「ほい。」

「…??」

「バレンタインなんで。」

 

俺が夢の目の前にチョコを突き出すと何故か夢は顔を顰めた。


「……何でアンタから?」


心底不思議そうな声で聞かれても……

 

「もしもし…夢さん。一応俺ら付き合ってるんですけど。」

 

「ぁ…え…………うん。…そ、そうだけども……」


未だに付き合ってるって言うだけで顔真っ赤にする夢。


たまんねー!!

 

 

「じゃあ別におかしくねーじゃん。」


「いや……そうでなく……何であんたから??あんた……男でしょ?」

「そりゃ…生まれてから今まで男だけども」

「バレンタインってのは女の子からチョコ渡す日でしょ?」

「夢……知らねーの?」

「なにが?」

「逆チョコ。」

「???」


もしかして……これそんなメジャーじゃねぇの?


「いや、なんか…今年は男から女にチョコを贈るってのが……流行ってるらしい。」


「……………そうなの?」

「らしい…けど……知らねぇ?」

「うん。……今年はそんなのが流行ってるんだ。」

「らしいぜ。コンビニとか言ったらそんなんばっか。」

「へー……」

 

「つーことで。はい。」

さっきと同じ動作で夢の前にチョコを出す。

 

「これ……手作り?」

「まさか…さすがにそこまでは出来ねぇって。」

「だよね」

 

さすがに…手作りはなー……

ってかどんなの作れってんだよ。


家で作ろうもんならあの悪魔の兄姉に……どんなこと言われるか……


考えるだけで恐ろしいぜ。

 

 

「龍牙。ありがとね」

「おう。」

 


「あー……じゃあこれいらない??」


そう言って夢は綺麗にラッピングされた箱を取り出した。

 

「これ…チョコ?」


「いや、まさか今年は男の子がメインってこと知らなかったから……さ。」


そう言って夢はおたおたとしながら言葉を紡ぐ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あの……いらないんならいいんだけども……」


最後は真っ赤になってチョコを握りつぶしそうな勢いだった


「いるって!」

このままじゃチョコがつぶされかねない。

 


「手作り?」


夢がさっき俺にした言葉をそのまま返してみる。

 

「……………一応。」

 

「さんきゅーな」


「……お互い様でしょ。」


そう言ってそっぽ向く横顔はやっぱり真っ赤で…


まぁ偶には世間の話題に流されてみるのも悪くない。


なんてことを考えた。

 

 

 

 

 

 

×××
一応バレンタインなんで……
超短文で申し訳ないんですけども(汗)
ってか驚くほど中身がない内容ですいません(謝)
去年はバレンタインにドタバタやったから今年は大人し目にしてみました。

 

 

 

 



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