忍者ブログ
倉庫。
Snowdropで出てくるキャラのちょっとした小話みたいなもんです。いろんなキャラが出てきます。
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
フリーエリア
最新コメント
最新トラックバック
プロフィール
HN:
向日葵
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
アクセス解析
カウンター
OTHERS
Powered by 忍者ブログ
Templated by TABLE ENOCH


×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



夢「というわけで准くん誕生日おめでとー!!」

准「どーもどーも。」

龍「おめでとさん。」

夢「今日はいい夫婦の日だねー。ダブルでおめでたいね!!」

准「あー・・・そういやそんなこと前にも言ってたな。」

龍「夫婦・・・俺達の将来の日だなー夢!」

夢「こんな日に生まれた准くんは幸せもんだよ!」さくっと無視

龍「・・・・・・」

准「あー・・・うん。どうも。まぁ別にどの日に生まれても一緒だとは思うけどなー」

龍「ってか普通にこんなとこいていいわけ?」自力で立ち直った

准「ん?」

龍「普通彼女と祝うとかしねーの?」

准「いや、だって今日普通に学校だしなー。部活もあったし・・・」

龍「・・・まぁそうか。でも終わったあと会いに行くとかさ。」

准「しがない高校生の俺に大阪までの旅費はねーんだよ!!特別な時以外会えねーんだよ!!」

龍「え・・・お前そんなに金ねーの?」

准「うっせー!お前の基準と比べんな!この坊ちゃんめが!」

龍「はぁ?何言ってんだ!普通だっての!!」

准「普通の高校生はな・・・Mドで満足すんだよ!お前ときたらいっつもいっつもモスを選択しやがって!」

龍「だってあっちのがうまいだろ!」

准「でも高けぇんだよ!!」

 

 

夢「何の話をしてるんだか」呆れ

准「な!秋原もそう思うだろ!こいつちょっとおかしいとこあるよな!!常識足りないよな!!」

夢「・・・・・・まぁ、それは最初に会ったときからそうだったし・・・今更気にしてもねぇ。」

龍「っ!?」

准「そうそう。学校には冷暖房完備だとか思ってるし。」

夢「階段じゃなくてエスカレーターないのか?とかも言ってたし。」

准・夢「「常識ないよね(な)ー。」」


龍「な・・・なっ・・・」

夢「ってか大体からして人の話聞かないのが悪いのよ。」

准「俺が法律的なとこあるよなー。でも案外単純だからおもしろいんだよな。」

夢「そういや准くんは龍牙の扱いうまいよね?」

准「いやーこの性格って何か俺の彼女に似てるんだよなー。いじりがいがあるというか・・・」

龍「そういや前にもそんなこと言ってたな・・・」

准「そうそう。あーでも俺の彼女は真面目だからその点では似てないな。」

龍「なにが言いたい・・・」

准「別にー。」

夢「知り合ったのは相手が小6で准くんが中1の時だったっけ?」

准「そうそう。っつても本当にお互いを認識したのはアイツが中学上がってからだけどな。」

夢「?」

准「マネージャーだったわけですよ。」

夢「成程~。・・・・・・・・・ありがちな。」

准「それは向日葵に言ってくれー。」

龍「何で付き合うことになったんだ?」

准「うーーん・・・それを話す長いからな・・・ってか恥ずいし。またの機会にー。」

夢「えーー」ブーブー

准「ならお前らの話を聞かせてくれたら教えてもいいよ?もちろん事細かにねー?」

夢「・・・・・・いいです。」

 


×××
というわけで准平誕生日ですー。どんどんぱふぱふ~
当初は出る予定もなかった奴なのに結構主要キャラになりつつある彼です。
彼は常識人ですよー。おもしろいことは大好きだから見てるだけーってのが多いんだけどね。

 


PR


頭痛い・・・

原因はもちろんアレ・・・・・・。

 

「あはははははははははは!!」

「アハハハハハハハハハハ!!」

確かまたあの双子がオレと夢に会いに来て、そこで何故か宴会が始まったとこまではいいんだ・・・・・・いやよくないけど・・・

夢は酒弱いし・・・それを理由に適当なこと言ってお開きにしようと思ってたのに・・・・・・

「あっははははは!!」

なんで桜も酒弱いんだよ!!!お前言いだしっぺだろ!!

 

 

 

 

 

 

 

「夢さんもお酒弱かったんですね。」

少し疲れた顔で菫が俺に話しかける。

「・・・・・・あぁ滅茶弱。1口だけでも酔うのに・・・・・・桜に進められてコップ一杯は飲んでるからな・・・許容量オーバーだよ。」

「桜も缶ビール2缶くらいで酔うんですよね。うちには珍しく・・・」

「皆強いの?」

「そりゃもう。父さんなんか底なし・・・」

あぁ・・・なんとなくそんな感じ。

「・・・ん?みんなって緋粋さんも強いの?」

何となくの想像だけど緋粋さんが酒に強いってイメージはあんまり湧かない。

どっちかっていうと弱そうなのに・・・

「え?そうですよ。母さんはうちで父さんの次に強いから・・・まぁ50本くらいで酔うと思うけど・・・」

「ごっごじゅう!?」

「はい。」

何だそりゃ化け物かよ・・・・・・

50本も飲んだらアル中になりそうだ・・・やっぱ体の作りが違うのか・・・?

 

「こらー!何2人でこそこそ話してんのー!!菫チャンは俺のだぞー!」

別にこそこそ話してたつもりはないんだけど・・・

いきなり桜が菫の頭の上にぽすっと乗ってそんなことを言ってくる。

「そうだそうだー龍牙は私のだぞー!」

桜のマネをしてるのか夢までそんな発言をしてくる・・・・・・くぅっ・・・素面の時にこれが聞けたらっ!!

 

「じゃぁ菫チャン!今度は俺と愛を語り合おうか!さぁいざ我らのワンダーランドへー!!」

「・・・・・・1人で行け。」

「冷たいっ・・・冷たいよ菫チャン!!おにぃちゃん泣いちゃうよ!!」


・・・とまぁ夫婦漫才(?)が始まったのをぽーっと見ていたのだが夢がじーっと俺の顔を凝視しているのに気付く。


「・・・なに?どうかしたか?」

なるべく冷静な声で対応する。

「うん・・・あのねぇーぎゅーってして?」

少し舌っ足らずな声とそのセリフにドキっとする・・・

いやいやいや・・・しっかりしろ自分!!頑張るんだ自分!!

前のでわかったんだけど夢は酔ってるときの記憶が全然ないらしい。そんな状態の夢に手を出しても虚しいっつーか・・・それもアリなのかとか思うけど・・・でもなぁ・・・

 

「ぎゅ・ぎゅーって・・・・・・ハグ?」

しかしやっぱり掴めるチャンスはつかんでおくべきだよな・・・うん。

「はぐ?・・・・・・ちーがーうーっ!ぎゅーってするの!!こうやって!!」

そう言って俺の首の辺りに夢が抱きついてくる・・・

 

 

 

 

うわっ・・・胸が・・・当たってるんすけど・・・

解ってる・・・分かってるんだ・・・夢は酔ってる・・・酔ってるだけなんだけど・・・・・・

好きな奴にこんなことされたらムラムラするんじゃい!!!


もうこのまま押し倒してやろうか・・・と考えてたときにドンっと新たな衝撃が背中に走る。

 

「あはははーじゃあ俺もぎゅー!!」

もう菫との話は終わったのか桜が俺の背中を思いっきり締め付ける

「いっ・・・痛い痛い痛い!!ちょっ・・・ギブっ、ギブだって!!痛い!!!」

うっすらと眼尻に涙が溜まる。

何が悲しくて男に抱きつかれなきゃならねーんだ!!

「ちょっ・・・桜!放せってば!!・・・・・・菫!!こいつなんとかしろよ!!」

唯一の救いであるはずの菫に助けを求めると・・・・・・


「・・・皆仲良しだねー。じゃあ俺もー」

菫の足元には数本の空き缶が転がっていた・・・・・・

「っ・・・お・・・まえ!?酔ってんなー!!」

「何言ってるの流風さん。俺は酔ってないよ?全然素面素面。はい、ぎゅー。」

酔ってるやつはそう言うんだよ!!

 

 

 

 

・・・どうやってこの収集つけたらいいんだ・・・(涙)

 

 

 

 

×××
薔姐のとこに素敵なお絵かきがしてあったので続きっぽく(笑)
拍手SSでわかるように夢はお酒に激弱です。桜くんも弱いらしいね!
酔った夢は幾分か素直になりますよー。
ちなみに夢は酔ってる時の記憶は飛びますが二日酔いにならないタイプです。
だから次の日に何を言われても自分が酔ってたことすら分かりません。
龍牙は結構お酒強いです。お兄ちゃんに鍛えられました(笑)




桜・菫「こんばんはー。」

夢「ぅあ・・・・・さ・さくらくん、と、すみれくん・・・こんばんは。」

桜「こんばんは夢さん。」

夢「こんな遅くにどうしたの?」

桜「うん、あのねー・・・TRICK or TREAT!!夢さん!」

夢「・・・へ?」

菫「この前准平さんに今日はハロウィンって日だって聞いたんだけど・・・」

夢「あ・あぁ・・・うん。そうだね。」

桜「で、TRICK or TREATってのは決まり文句なんだよね?」

夢「うん。えーっと・・・お菓子だよね、あったかなー」ごそごそ

桜「夢さんっ俺いたずらでもいいよ?」

龍「っざけんな!!」

桜「あぁいたの流風さん。」

龍「いたら悪いか!!」

菫「何怒ってんのさ。ってか何でそんなボロボロ?」

龍「こ、これは・・・・・・」

夢「・・・龍牙・・・・まだいたの?」

龍「ゆ・・・ゆめ・・・さん・・・」

夢「龍牙くんのお耳は飾りなのかしら?」

龍「い、いや・・・だって・・・このままじゃ桜と菫にいたずらって言いながら変なことされるかもしれねーんだぞ!!彼氏としてんなの見過ごせねーよ!!」

夢「・・・・・・心配しなくてもちゃんとお菓子あるし。ってか・・・そんな変なこと考えてる変態アンタくらいだから。まだ殴りたりないのかしら?あー・・・それとも頭のネジ一本飛ばしちゃったのかなー??」にこにこ

 


桜「もしかして・・・これが修羅場ってやつ?」

菫「かな?この手の言い合い父さんと母さんはしないからな・・・よくわかんない。」

桜「ってか夢さんいつもにまして機嫌悪くない?」

菫「もしかしてアレじゃない?前に准平さんが言ってたのがバレたとか?」

桜「なんだっけ?」

菫「ほら、何か俺らが前話した内容で夢さんの合成写真作って流風さんの反応を見ようとか言ってたじゃん。」

桜「あー言ってた言ってた。」

菫「バレたのかな?」

桜「かな?」

 

 

 

夢「龍牙くん?私がマジ切れする前に帰ってくれないかな?ってか帰れ。」

龍「お、お前な!!そういうこと普通彼氏に言わねーだろ!!」

夢「人の写真合成してるようなやつを彼氏にした覚えはない。」

龍「だ、だから!あれは准平が勝手に!!」

夢「へー、ふーん、はー。」

龍「・・・・・・何だよ。」

夢「准くんがそんなことするわけないじゃん。」

龍「実際してんだろ!!俺はあんな面倒なことしねーよ!!直接お前に着せるに決まってんだろ!!」

夢「・・・・・・百万回くらい地獄に堕ちろ。」

 

 

 


×××
ギリでハロウィン話!(そうか?)
夢が怒ってますねー。夢は本気で怒らすとかなり厄介な子です(これは本気で怒ってないけども)龍牙がやっぱりかわいそう(笑
写真ってのは今飾ってるTop絵のことですよ。その漫画を描こうと思ったけど時間がないので先にSSSだけUPです。

 

 




夏が終わり肌寒い季節になってきた今日この頃。

本日の部活も終了して帰路についたときの出来事であった。

最近よく見る双子を目にしたのは・・・

 

 

 

 


准「よぉ。」

菫「あー、こんにちは。」

桜「・・・・・・こんちわ。」

どうも最近この双子の兄貴のほうに睨まれてる気がするんだが・・・何かしたか?


准「どこいくんだ?龍んち?」

菫「そうですよ。桜が家の空気に耐えられなくなって、特に行くとこないし流風さんでもからかいに行こうかと言う話に。」

准「ふーん」


龍も変なのに気に入られて気の毒に。

 

 

 

 

 

 


桜「そういやこっちは今カボチャが流行りなの?」

准「ん?」

桜「最近やたら顔の形したカボチャをよく見るんですよね。」

准「あー、もう10月だからなぁ~、多分ハロウィンだろ。」

菫「ヘロイン?」

准「・・・んな危ない行事ねーから。」

桜「んで?それなんですか?」

准「んー・・・まぁお祭りみたいなもんだよ。子供が仮装して大人に『トリック・オア・トリート』っつってお菓子もらうんだよ。」

菫「とりっく・おあ・とりーと??」

准「えーっと・・・確か『お菓子くれないとイタズラしちゃうぞ』みたいな意味だったと思う。」

桜「へーそんな行事があるんだ。」


准「まぁ日本でやってるとこって少ないと思うけどな。確か外国のお祭りだったはずだし。でもここ数年日本でもハロウィンが騒がれだしたんだよなー。何でかよくわからんけど。」

桜「ふーん。ところで仮装ってどんな格好するの?」

准「んーーー、さぁ?まぁ普通はミイラ男とかフランケンシュタインとか狼男とかが主流だけどなぁ・・・」

菫「あれもそうじゃないの?」

准「あれ?」

桜「あーそうかもね。あのカッコも最近・・・ってか前からよく見るし。」

准「なんのことだ?」

菫「なんかヒラヒラしたフリルとかついてて、頭にも何か乗ってて・・・・・・」

准「??」

桜「うーーんそういえば・・・そのカッコした人ばっかの喫茶店あったよね?」

菫「あーあったあった。」

准「・・・・・・」

桜「確か・・・『お帰りなさいませ,ご主人さま』とか言ってた。」

准「・・・・・・それメイド喫茶だろ。」

桜「メイド?」

准「そ、メイド。」

菫「こっちのメイドって・・・あんなのなんだ…」

桜「うちのとことは違うんだねー。ってかあんなひらひらしたの着てたら実際仕事するとき邪魔じゃない?」

准「あー・・・まぁあのメイド服では仕事しねーだろ。」

菫「??」

桜「家の仕事をするのがメイドでしょ?」

准「うーーん・・・まぁそうなんだけど・・・あれはいわゆる心の癒しというか眼の保養というか・・・」

桜・菫「??」

准「てかさ、そっちの世界は知らねーけど実際こっちでメイドがいる家なんてよっぽどの金持ちしかいないわけよ。だからあぁいうメイドは喫茶店の店員がちょっとおしゃれしてオプションつけただけであって・・・こう・・・男にロマンと希望を与えてるようなものであって・・・心のご奉仕・・・みたいな・・・」

桜「ふーん。なんかいろいろあるんだね。よくわかんないけど。」

准「俺もなんかよくわからなくなってきた。」

菫「ちなみに、准平さんもそのメイドとか好きなの?」

准「俺?いや・・・・・・そこまで興味ねーかな。」

桜「そうなの?」

准「そりゃかわいい子がそういうの着てたら目がいくけどさー、でも一応俺彼女いるし。」

桜「ふーん。そういや・・・他にもいろいろあったねー。ネコ耳とかナース服とか・・・」

准「・・・・・・お前らは?」

桜・菫「??」

准「そういうの見て何か思ったりしねーの?」

桜「別に・・・どうとも。」

准「えーーー、じゃあどういうのだったらいいんだよ?」

菫「・・・・・・そんなこといきなり言われても・・・じゃあ准平さんだったらどんなのがいいんですか?」

准「だーかーらー、俺は彼女だけでいいし。」

桜「じゃあその彼女さんにどんな格好してほしいの?」

准「んー・・・俺は、まぁ似合ってれば何でもいいけど、しいて言うなら・・・俺のブレザー着るとか?」

桜「・・・は?」

准「なんかさー・・・こう、ぶかぶかなのもいいし、俺のモノ!!って感じがよくね?」

菫「マニアックな・・・」

准「えー、男だったら一回は思う服装だと思うけどなー。」

 

 

菫「・・・流風さんとかも興味あるのかな・・・」

桜「なんかネコ耳とか好きそうだよね。」

菫「なんで?」

桜「なんとなく。」

准「アイツ昔は遊んでたみてーだしなぁ・・・結構そういうの慣れてるっていうか・・・そういうの見てもあんまおもしろい反応してくんねーんだよな。まぁ・・・アイツは秋原しか興味ねーんじゃね?」

桜「じゃあ、夢さんがそういうカッコしたら・・・どうかな?」

准「・・・・・・それは、おもしろいことになりそうだ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

龍(ぞくっ)な・なんか寒気が・・・








×××
久し振りの倉庫更新が何か変なのですいません・・・
准は別にマニアックな性格してないですよ。普通です普通。龍も普通ですよ?別にネコ耳とかに興味ありません。でも夢がつけたら別だと思います。

 

 

 

 



このお話を読むための説明。

夢と龍牙は薔姐とこの緋粋さんと茉珱さんの家にお呼ばれしてきました。その帰り道です。
緋粋さんは茉珱さんは言葉がなくても眼で会話できる夫婦です。
その辺だけわかってもらえればこのお話は読めます!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

茉珱さん家の帰り道。

緋粋さんは家の前まで送ってくれると言ったんだけど、せっかく夢と2人きり・・・もう少しその時間を過ごしたくて家から少し離れた公園まで送ってもらった。

「すっかり遅くなっちゃったね。」

「だな。」

星空を見上げながら今日のことを話す

「本当に茉珱兄ぃと緋ぃ姉は仲いいよねー。」

「そうだな・・・・・・ってかあれはもうお互いのことをすべて知り尽くした熟年夫婦レベルだったけどな・・・」

「・・・・・・あそこまでお互いのこと解りあえる人と出会えることってすごいことだと思う・・・どの夫婦もあのくらいお互いのこと思い合ってたらいいのにね・・・」

「・・・・・・・・・」

・・・あんな最恐夫婦がそこらじゅうにいられたらたまんねぇよ・・・

まぁ・・・でも眼で会話できるってのは純粋にすごいと思う・・・俺もいつか夢と眼で会話できるくらいの関係になりてー。


「いつか俺らも眼で会話できるよーになろうな?」

「・・・なんで?」

「何でって・・・・・・」

まさかそう返されると思わなかった・・・

 


「・・・じゃ、今私が何考えてるか当ててみてよ。」

「え・・・」

どう答えようか考えてた俺に夢がそう声をかけた。

「練習・・・させたげるよ。」

そう言って夢は俺の顔をじっと見つめる・・・

やばい・・・なんか・・・・・・・・・・普通にキスしたいんですけど・・・

ここでキスしたら怒られるか・・・?

いや・・・俺がしたいと思ってんだから夢もしたいと思ってる・・・よな?

ってことは・・・今俺誘われてる!?

そうだよな・・・うん・・・そうに違いねぇ!!

据え膳食わぬは男の恥っていうし!ってかむしろ据え膳じゃなくても喰いたいし!!

 


「・・・じゃあ・・・いくぞ・・・」

「・・・ん?」

そう言って俺は吸いつけられるように夢の唇に自分のを寄せた・・・

ガンッ

 

はずだったんだけど・・・

 


「~~~っ!!・・・・・・ってー・・・何で殴んだよ!!しかもアッパー!!」

「あああああんたがいきなり変なことし・しようとするからでしょ!!!何でいきなり!!」

顔を真っ赤にして夢は右手を拳にしたまま怒鳴りつける。

「・・・え?・・・だってお前キスしてほしかっただろ?」

「んな!?」

「俺がキスしたいって思ったんだから当然お前も思ったよな?」

「な、なな・・・っ」

「もしかして・・・それ以上のがよかったか・・・?」

「なわけあるかぁぁぁぁ!!!!」

そう言って本日2回目のアッパーが俺の顎に決まったのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


「・・・で、結局何だったんだよ・・・」

顎をさすりながら俺は夢に尋ねた。

「なにがよ?」

「だから、結局お前あの時なに考えてたの?」

「・・・・・・・・・っ」

ほんの少し・・・きっと他のやつらなら気付かない変化だったと思うけど・・・夢はほんの少し頬を赤く染めた。


「??」

何その反応?

赤くなるってことは・・・やっぱそれなりの事考えてたんだよな?


「んだよー。やっぱお前キスしたかったんだろー?」

「ちがっ!!そこまで考えてない!!」


そう言ってから夢はしまったという顔をして口を押さえる。こういうのって言ってから口押えてもあんま意味ねーよな。


「へー・・・へーへー・・・そこまでってどこまで考えてたんだ?」

多分今、相当いじわるな顔になってると思う。

その証拠に夢は真っ赤な顔のまま悔しそうに俺を睨みつけていた。

「・・・・・・・・・」

「ゆーめ。何考えたんだよー?白状しろよ!ほらほら~」

そう言いながら夢との距離をだんだん詰めていく。

最近気づいたんだけど・・・2人きりの時、夢は多少強引にいけば受け入れてくれることが多い。

他の人がいるとどうしても恥ずかしさが出てしまうみたいだ・・・俺的にはもっといろんなやつに見せつけたいんだが・・・

そんなこと考えてる間にじりじりと夢を壁まで追いつめた。

そのまま一気に顔を近づける。

「どーなの?夢さん?」

「~~っ」

呟くように夢の耳元に囁きかける。

 

 

 

あー・・・夢で遊ぶのもおもしろいんだけど・・・この状態ある意味オアズケなんですよね。

ちょっとイタダイテもいいだろうか・・・

 

・・・・・・を・・・・・ったの

そうすると夢が小さな声で何かを呟いた。

「え?」

あまりにも小さかったせいでこんな近くにいるにも関わらず聞き取れない。

「・・・・・・だから・・・・・・・・・・・・・・・・」

「・・・て?」

て・・・ってあの手?ハンド??手がなんだって??

「手がなに?」

「~~~っ・・・手を・・・・・・繋ぎたかった・・・。」

そういう夢は耳まで真っ赤だ。

あーーコレキタ。もうすっげーかわいい・・・なにこの生物!!

もーーなんてーか・・・すっごく食したい!!

 

「な・なによ!!なににやけてんのよ!!」

「あーいやいやいや。」

そりゃにやけもするわ!!

「~~~っ!!も・いいよ!!別にちょっと思っただけだし!!繋ぎたくないならそう言え!!」

そう言うと夢はバッと俺の腕を払いのけてすたすたと先へ行ってしまった。

「ちょ、待ってって!繋ぎたくねーなんて一言も言ってねーだろ!!」

 

 

 

 

 

 

俺たちはやっぱりまだ言葉なしで解りあえるほどじゃないけど・・・

それならそうなるまで思ったことをお互いに言い合っていけばいいんだなって思う。

そのたびにあんな夢が見られるなら悪くない。

 


とりあえず・・・今日は夢の家まで手を繋いで帰ろう。

 

 

 

 

×××
あ・・・あまい・・・んですよ(当サイト比)
何かすっげー打つのが照れました・・・あーうん。慣れないことはするもんじゃない。
これくらいで何言ってんだ!!って感じですが・・・慣れないものは慣れないんだぁ!!
えーっと。夢さんは人前ではあんなんですが(どんなんだ)二人っきりになると押しに弱いです!そこの龍が気づいたもよう。
久し振りにちょっと俺様な龍が書けたー。最初はそういう設定だったんですけどね。何故かいじられキャラに・・・
とりあえず龍くんは本気で「俺がキスしたいって思ったんだから夢もキスしたいって思ったはずだ」思考です。俺様ー。




PREV | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 | NEXT
- HOME -
[PR]